スポーツ法

はじめに

企業、学校、スポーツ競技団体等においてスポーツを事業として行っている皆様、あるいは間接的にでもスポーツ事業に関わっておられる皆様は、そのリスクマネジメントはできていますでしょうか。スポーツは、一般的な事業と比べて社会的な関心が高く、注目されやすい反面、トラブルが起きた場合の影響も大きいものです。もしもの場合に備え、日ごろからしっかりとリスクマネジメントをしておくことが重要です。

スポーツ事故の予防

スポーツに事故はつきものです。かといって、当然、事故の予防、または、事故が起きた場合の対応を何もしなくてもいいというわけではありません。特に、企業あるいは学校等の団体が事業としてスポーツ活動を行う際、選手あるいは生徒が安心、安全にスポーツに取り組む環境を整えなければならない、といういわゆる安全配慮義務が課せられることになります。そして、もしこの義務を果たさずに事故が発生してしまった場合には、多額の損害賠償責任を負うこともあり得ます。

当事務所にご相談いただければ、過去の事故事例の蓄積をもとに、どういった視点で事故予防対策を採るべきか、また、事故が起きてしまった場合に備えて、日ごろからどのような心掛けをしておけばよいか、というアドバイス等をさせて頂きます。

選手契約、スポンサー契約等の作成・アドバイス

スポーツを取り巻く契約関係には様々なものがあります。所属チームと選手が締結する選手契約、チームあるいは選手とスポンサーが締結するスポンサー契約、スポーツイベント主催者と参加者や業者が締結する契約や、スポーツクラブと会員との会員契約等もあります。

一度締結した契約は、当事者双方を拘束することとなりますので、予めあらゆる事態を想定して、リスクを最小限にとどめることができるように契約条項を定めておく必要があります。

当事務所にご相談いただければ、今後のスポーツ活動に照らし合わせてあらゆる事態を想定し、不都合のないような契約条項を作成するためのアドバイスを行います。

相手方から、自身にとって不利な契約条項を提示された場合には、代理人として交渉にあたる等もさせていただきます。

不祥事対応

スポーツに関わる不祥事があった場合、意図せず社会的に大きな注目を浴びてしまうことは、昨今のニュースでも多くの事件が取り上げられているとおりです。

不祥事を起こさないようにすることが一番大事なことではありますが、不祥事が起きてしまった場合に、その後の対応をどうするかも、非常に重要な問題です。不祥事が起きてしまった場合の事実関係の調査、処分内容の検討、再発防止策の検討など、適時に適切な対応ができるかによって、社会的信頼を回復できるか否かは大きく異なります。場合によっては、第三者委員会の設置も検討しなければなりません。

当事務所では、不祥事予防のための適切な団体運営だけでなく、不祥事が起きてしまった場合にどのような対応をすべきかアドバイスをさせていただきます。

また、当事務所にて、調査等を行うことも可能です。

顧問契約のご案内

当事務所は、長年、上場企業のお客様から中小企業のお客様、自治体、各種団体の顧問業務を行ってまいりました。顧問業務の内容には、上記取扱業務を含みますが、それらに限定されません。

顧問契約は、顧問料の支払いとひきかえに、継続的な法律相談サービスを提供するものです。電話・メールなどの方法で、いつでもご相談いただくことが可能となることに加え、継続的な関係ゆえに、顧問先の事業内容等に即した、きめ細かなアドバイスが可能となります。

また、当事務所では、顧問先の役員・従業員の方のご相談については、顧問料と別途の費用はいただいておりません。もっとも、役員・従業員の方のご相談に関して、顧問先企業と利益が相反するご相談はお受けできませんので、その点につきましては、予めご了解ください。

顧問料の金額は、企業の規模や相談頻度等に応じて、協議の上、決定させていただいております。事業内容や、相談されたい事項、相談頻度等をお聴きして、お見積りさせていただきますので、具体的な金額をお知りになりたい方は、お尋ねください。